心が病んでると感じたら

~仕事が原因で精神的疲労や体調不良を感じたときに~

仕事が原因で心の健康を害う前に

介護の仕事を辞めざるを得なくなる理由の一つに、精神疾患があります。特に問題となっているのが、うつ病です。うつ病を発症すると、判断力が低下し、仕事への意欲を失います。介護の現場で働いている人の中にも、精神疾患で悩む人は珍しくありません。介護施設での仕事が忙しく、精神的な負担が大きくなり、うつ病にかかってしまうのです。


うつ病に代表される精神的なトラブルは、一度発症してしまうと回復までに時間がかかるということ。そのため、早期での回復が見込めない場合には、たとえ一時的にでも退職して治療に専念するべきです。なぜなら、初期の段階で無理をして重度のうつ病になってしまった場合、介護の仕事を続けていても、十分に仕事をこなすことができなくなるからです。また、ケアを必要とする高齢者や障害者に迷惑をかける可能性もあります。そのため、勇気を持って退職する決断も、時として必要になります。


ただし重要であるのは、うつ病に陥る前に対策を立てることです。仕事のスケジュールが過密であれば、改める必要があるでしょう。スタッフが多い部署に配属を変えてもらったりすれば、過密スケジュールの緩和ができます。また、業務の内容を見直し、効率化を図るのも効果的です。仕事の負担が軽減されると、それだけ余裕を持って仕事ができるので、気持ちが楽になるかもしれません。


うつ病になりやすい人は、真面目で頑張り屋さんが多いと言われています。そんな人は、仕事に必死に取り組みすぎて、自分の心の疲れを無視してしまう傾向にあります。そのため、日々忙しい中で「自分は大丈夫」と思っていても、毎日ちゃんと自分の心と向き合う時間をつくることが大切です。一人だけのティータイムを過ごす、不満を書き出す時間をつくるなど、習慣化できるようなセルフケアを実践するようにしましょう。


しかし、きちんと休息を取り精神的負担を解消しようとしても、気持ちがふさぎ込んだり、ストレスが原因で体調不調が続くようであれば、退職という選択肢も視野にいれましょう。慣れ親しんだ職場を離れることは不安だと思いますが、介護職ならではの苦労話やそこから抜け出すための情報が載っているサイトがありますので、ぜひ一度覗いてみてください。>>>http://kaigoshisetunokuro.com/